【WordPressのヘルプ】 正しい引用の方法と著作権について

WordPress
スポンサーリンク

私はWordPressを利用するにあたって、エディタは「Gutenberg」、サーバーは「ConoHa」、テーマは「Cocoon」を選択しています。
この記事は、私が過去に困った際の解決方法をまとめています。
同様の条件で途方にくれている人がいましたら役に立つかもしれません。

今回は、正しい引用の方法(+著作権)」について記述していきます。

1.初めに

ブログやウェブサイトを運営する際に、他の方が書いた文章や画像等を使用したい場合があると思います。
記事の説得力を増す意味合いだったり、評論する為に使用したかったりと理由は様々だと思いますが、他の方が書いた文章や画像等はほぼ著作物である為、無断でそのまま使用した場合は著作権侵害になる可能性が高いです

なので、他人の著作物を取り扱う場合は必ず引用という手段を取る必要があります
※ 著作者に許可を取ってもOK。・・・取れるならな。

今回の記事は、正しい手段で引用できているかという点について説明していきます。

2.著作物についての補足

そもそも著作物とは何かについて説明を補足しておきます。

著作権法第2条第1項にて、著作物とは思想や感情を伴った創作物(文芸、学術、美術、音楽の範囲に属するもの)と定義されています
プロ・アマチュア・大人・子供と立場は関係なく、誰が作っても創作物である限り分け隔てなく著作物扱いになるということですね。

著作物の例が著作権法第10条第1~9項に記載されています。

言語の著作物:小説、脚本、論文、講演
音楽の著作物:曲、歌詞
舞踊、無言劇の著作物:日本舞踏、ダンス
美術の著作物:絵画、版画、彫刻、漫画
建築の著作物:建築物
図形の著作物:地図、図面、図表、模型、設計図
映画の著作物:映画、ドラマ、ゲーム、CM
写真の著作物:写真
プログラムの著作物:プログラム

創作物と言っているだけあって、ほぼ何でも著作物です
逆に言うと、創作性の無いモノは著作物とは呼べません
そういう意味では食材の栄養や公共機関の運賃などの単なるデータなら創作性が無いので著作物扱いにはならないとは思いますが、個人で判断するのは難しいですね。

ちなみに、『そもそも著作権法自体も著作物?引用で表現しないとダメか??』という疑問が生まれたので調べてみたところ、著作権法13条第1項にて憲法その他の法令は著作物ではあるが著作権はないという旨が記載されていますので、引用の形式を取らずにこの文章のように普通に使用していきます。
場合によっては原文のままだと解釈に困るので噛み砕いた表現にしていますけどね。

憲法や法令は国民がみな認知していなければいけない周知が前提の内容なので、著作権法上の保護の対象外としているのかな?

気になったら原文を読んでみるのもありですよ?大半が何言ってるのかわかりませんけどね。

3.引用とは?

引用とは、他人の著作物(思想や感情を伴った創作物)を著作者の許可を取らずに紹介・報道・批評・研究等の目的で使用する合法的な手段のことです
著作物は著作権で守られていますが、著作権法第32条で公表された著作物は引用して使用することができるとされています。

自分の言葉に信憑性を持たせる為のソースとして使用するのがメジャーですかね?
例えば、本記事では著作権法の内容をある意味引用していますので、適当なことを書いている訳ではないということは伝わるかと思います。
そんな使い方ですね。

ただ、引用するには条件があります。

4.引用の条件

まず、勘違いしてはいけないことがあります。
それは、引用の形式に則ってさえいれば何でも引用できるわけではないということです
ここで言う引用の形式というのは、以下のようなヤツです。

○○○

引用元:×××

たまに、この形式であれば何でも引用可能と勘違いしているのか、ガンガン引用してほぼ黒に近いグレーな記事を書いている方がいます。
まあ、私のブログのように閲覧者が全然いないブログならバレることは無いのでそういうことなんでしょう。

著作権法第32条に引用の条件が記述されています。
その中に以下のような記述があります。

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない

なんともモヤッとした記述ですよね。
この辺りに関しては文化庁のホームページにわかりやすくまとめてあります。

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

引用:文化庁 著作物が自由に使える場合(注5)引用における注意事項

(1)~(4)の補足説明をします。

(1)は著作権法第32条「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」と述べられているように、引用するにはしっかりとした目的が必要だということですね。
ただ画像を使いたいだけ、とかなら著作権フリーな画像を使いましょう
まあ、どこまでがフリーなのかの判断が正直できないんだけどさ・・・。

(2)はこの文化庁の引用文のように、自分の書いた文章と引用部分が見分けがつくようにする必要があるということです
個人的には著作物に敬意を表せ自分の言葉(文章)のように偽るなという風に解釈しています。
やり方としては、ダブルクォーテーション( ❝ ❞ )で引用文を囲むのが一般的です
WordPressならブロックで引用を選択すると勝手に付きます。

(3)はあくまで自分の書いた記事の補足として使用して下さい、という意味です。
ブログの運営者の記事なのに引用が大半を占めていたらただの転載ですから当然ですね。

(4)は引用元出典を明らかにする必要があるということで、著作権法第48条に記載された内容です。
この文化庁の引用文の「引用:文化庁 著作物が自由に使える場合(注5)引用における注意事項」部分がこれに当たります
引用させてもらっている立場なのに出所を書かないのは可笑しいですからね。
また、著作権法第48条著作者名が明らかになる場合及び当該著作物が無名のものである場合を除き、当該著作物につき表示されている著作者名を示さなければならないという記述がある為、場合によっては著作者名を書きましょう。
歌詞の引用なら作詞・作曲者名書籍の引用なら書籍の名称・著者名を書くといったところです。
ちなみに、私は引用元を「引用:」から始まる文で示していますが、ここの記載方法に明確な決まりはないようです
その為、「引用・出典・参照・参考・~より引用」など人によって書き方は様々ですが、おそらくどれでも問題ないです。

補足はこんな感じです。

また、(1)~(4)以外にも注意すべき点が1つあります。
それは、「引用文を改変してはいけない」ということです。
他人の著作物を改変して載せたら盗作と変わらなくなってしまう為、そのままコピー&ペーストして引用だとわかるようにして使用しましょう。

5.WordPressでの引用方法

ここまでで述べた通り、引用をする場合は自分の記事と引用部分が明確に区別できるようにしなければいけません
WordPressでは実際にどうやるのかを簡単に説明していきます。

①ブロックから引用を選択します。

図1

②「引用を入力…」の部分に引用したい文章をコピー&ペーストする。

図2

③「引用元を入力…」の部分に引用元の情報を入力する。

図3

Webサイトからの引用ならページタイトル、書籍なら書籍名を入力します。
形式に決まりはない為、「引用:〇〇」、「〇〇より引用」など引用とわかる範囲で好きに入力しましょう。
ちなみに、文章なら引用画像なら参照文献なら出典と記載されていることが多い気がします。
明確に決められていないので引用だとわかるならどれでも良いと思いますけどね。

④Webサイトから引用している場合はリンクを設定する。

③で設定した引用元部分を選択した状態でツールバーの「リンク(赤枠部)」アイコンをクリックします。

図4

すると、図5のようなリンク先のURLを入力する画面が出てきます。
ここに引用元のWebサイトのURLを貼り付けてEnterマークの送信ボタンをクリックすればリンクの設定は完了です。
設定後にプレビューしてリンクをクリックして、外部のサイトへ移動することを確認しましょう。
また、新しいタブで開くかどうかの設定もここで同様に行えます。

図5

6.本ブログの引用について

本ブログは当初、カラオケ配信曲の情報(LIVE DAMとJOYSOUNDでの配信有無、音域、何のタイアップ曲なのか、歌詞等)のまとめを主とするつもりで始めました。
ここまで読んだらわかる通り、歌詞は著作物です
その為、最初は歌詞を調べて直接タイピングして引用の形式を取っていました。

歌詞の引用に関しては、文化庁でこう述べられています。

引用の要件に合致するものであれば、必ずしも一節を超える(場合によっては全部の)引用が許されないものではないと考えられます。歌詞や楽曲の全体の長さや引用している分量の必要性などの点から個別具体的な検討を行った上で正当な引用であるか否かが判断されることになります。

引用:著作権なるほど質問箱 著作権Q&A

文化庁が述べているので、しっかりとした目的と内容があれば歌詞を全文ブログに引用しても問題はないというのが事実なのでしょう
ただ、一般人のブログで『全文載せるのは著作権違反だ!』と書いてあるものを見かけたことがあるかと思います。
私も最初に調べてる時に目にした覚えがあります。
つまり、問題無いはずなのに問題があると思っている人も結構いるようなので、それで何かあっても嫌だから歌詞に関しては外部リンクで飛ばすように変更しています。

曲情報の記事を見る時は『だからコイツ引用にしてないのか』と思ってくださいm(__)m
よろしくお願いします、なんでもしますから。

以上、正しい引用の方法についてでした。

タイトルとURLをコピーしました