【知ってるようで知らない規則】 ヤード・ポンド法 ~”インチ”や”オンス”などのアメリカで支持される単位系

決まり事
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世の中には様々なルールがあります。
規則・規定・規格…呼び方は多々ありますね。
そんなルールの中には聞いたことはあるけど内容まではちゃんと理解していないものがあるのではないでしょうか?
本記事ではそんなモヤモヤを解決していけたらと
思います。

今回は、ヤード・ポンド法について記述していきます。

ヤード・ポンド法とは?

日常生活の中でどの程度の量を表しているのかわからない単位というものを見たことはありませんか?
例えば、以下のような単位です。

・TVのサイズを表す「インチ」
・ゴルフの飛距離を表す「ヤード」
・ステーキの重さを表す「ポンド」

これらの例は、長さや重さを表す単位だという想像はできるかと思いますが、具体的にどの程度なのか理解できている人は日本には少ないでしょう

日本の場合は長さと重さの単位は「m:メートル」と「kg:キログラム」を基準としています。
「m:メートル」と「kg:キログラム」は国際単位系というグローバル化に対応すべく締結した世界共通の単位系で定義されています。
「ヤード」や「ポンド」といった単位は国際単位系で定められた単位ではなく、ヤード・ポンド法というアメリカで主に使われている単位系で定められた単位です
日本はアメリカの影響を大きく受けているので、ヤード・ポンド法の表記がある程度馴染みはあるものの、詳細は知らない方が多いのです。
日本にとっての主流はあくまで国際単位系ですからね。

ヤード・ポンド法は1875年に世界共通の単位系の足掛かりとして定められたメートル法締結以前から使用されている単位です。
メートル法を定めたことを境に既存の単位系の使用を禁止するような決まり事は無かったので、メートル法に加入していても既存の単位系はそのまま使える状態になっています
その為、アメリカではメートル法への移行が芳しくなく、そのままヤード・ポンド法が普及しているのが現状となっています。
メートル法を基に新たに規定された国際単位系に関しても同様です。
ただ、あくまでアメリカではヤード・ポンド法が主流というだけで、国際単位系を使用していないというわけではないようです。

ちなみに、日本の単位系は尺貫法→メートル法→国際単位系と移行していく流れで尺貫法を取引や証明に使用することを禁じた為、国際単位系が主流になっています。
尺貫法は「一尺」や「一坪」といった聞き覚えのあるであろう単位のことです。

ヤード・ポンド法以外の単位系である尺貫法、メートル法、国際単位系(SI)なんかも別途まとめていくので、気になる方はそちらもご覧ください。

とりあえず国際単位系のリンクを代表としておいておきます。
他は勉強カテゴリの規則カテゴリに突っ込んであります。

ヤード・ポンド法の長さの単位

まずは長さの単位です。

単位読みメートル換算フィート基準備考
milemiマイル1609.3m5280ft1mi=8fur
furlongfurハロン201.17m660ft1fur=10ch
chainchチェーン20.117m66ft1ch=22yd
yardydヤード0.9144m3ft1yd=3ft
feetftフィート0.3048m1ft=12in
inchinインチ0.0254m1/12ft

1inchは大体親指の幅という記述を見たことがあります。
ただ、1inchは約2.5cmだからちょっと太すぎるような気が…。
また、尺貫法の1寸も大体親指の幅とされているようです。こちらは約3.0cm。

だから太いって!!

ヤード・ポンド法の面積の単位

次は面積の単位です。

単位読み平方メートル換算備考
acreacエーカー4046.9m21ac=1ch×1fur

ヤード・ポンド法における面積の単位はacしかないようです。
例えがわかりづらいですが、ソフトボール場の面積が大体1acらしいです。
こう…野球場じゃダメだったのかな?

ヤード・ポンド法の体積の単位

次は体積の単位です。

ここに載せているのはアメリカのヤード・ポンド法です。
イギリスのヤード・ポンド法は同じ単位でも微妙に定義が異なります。
※ 経緯としては、イギリスで使用していたヤード・ポンド法を源流としてアメリカ流に改変されている。ちなみに、イギリスではあまりヤード・ポンド法は使われなくなっています。

単位読みリットル/立方センチメートル換算ガロン基準備考
barrelbblバレル159L=159000cm342gal1bbl=42gal
gallongalガロン3.7854L=3785.4cm31gal= 4qt
quartqtクォート0.94635L=946.35cm30.25gal1qt=2pt
pintptパイント0.47318L=473.18cm30.125gal

1gal=231in3なので、基準はgalにしています。
galといえば西部劇で出てくるテンガロンハット(10gal hat)を連想しますよね。
カウボーイが被っていると思っているアレです。

厳密にはカウボーイハットの一部がテンガロンハットで、カウボーイが被っているのはカウボーイハットらしいです。
本当はカウボーイハット呼びもしないでただのハットと呼ぶらしいけど。
ついでに言うと、テンガロンハットの”ガロン”はスペイン語の「galon(紐、編むの意)」なので、テンガロンハットには10galの水は入らないです。

ヤード・ポンド法の質量の単位

最後に質量の単位です。

単位読みグラム換算グレーン基準備考
poundlbポンド453.59237g7000gr1lb=16oz
ounceozオンス28.35g437.5gr1oz=437.5gr
graingrグレーン0.064799g

ポンドだけ略称が謎だったのでちょっと調べてみました。

昔は質量の単位を穀物の重さで決めていたようです。
重さを比較するということは秤を使います。
なので、秤(Libra)を使用して重さ(Pounds)を定義していたことになります。
lbはLibraから取ったまではいいけど、長い時を経て秤と重さの関係が混ざりあってしまったようです。

以上、ヤード・ポンド法についてでした。

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