今回は「シェル」についてです。
初めに
IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです。
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。
私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。
本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。
また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。
詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。
シェルとは?
シェルとは英語で[shell]と書きます。
意味は[貝・殻]です。
IT業界では、コンピュータの利用者が入力した内容を関係するソフトウェアに伝え、ソフトウェアからの出力(返答)を伝えてくれる橋渡し役を担っているソフトウェアのことを指しています。
取引先に伺うと受付のお姉さんやらおばちゃんがいて、担当者の名前を教えると取り次いでくれるじゃないですか。
担当者に来客があったと伝えたり、担当者が取り込み中なら待合室に案内したりと間を取り持ってくれますよね?
この役割をしてくれているソフトウェアがシェルです。
広い意味では上記の通りなのですが、その中でもOSの中核を担うソフトウェアであるカーネルとの橋渡し役をしているソフトウェアを指してシェルと呼んでいることが多いです。
OSとは、PCやスマートフォンなどのコンピュータを操作する為の根幹を担うシステム・ソフトウェアのことです。
OS自体がコンピュータの核なのですが、カーネルはその核を動かす為の更に中核的な部分のソフトウェアを指しています。
シェルはOSを構成するソフトウェアの一つとして組み込まれていて、このカーネルとの間を取り持っているソフトウェアのことを指していることが多いのです。
つまり、各ソフトウェアに指示出しするにはシェルという受付・門番みたいなソフトウェアを通す必要があると覚えておけば問題ないです。
これなら本来の意味の[殻]にも通じるものがありますしね。
ちなみに、OSの種類の一つであるUNIXのシェルには色々な種類があります。
sh(Borneシェル)・bash・ksh・csh・tcsh・zshなどが挙げられます。
まとめ
シェルとは、コンピュータの利用者が入力した内容を関係するソフトウェアに伝える橋渡し役を担っているソフトウェアのことを指しています。
その中でも特にカーネル向けの橋渡し役を指している場合が多いです。
以上、「シェル」についてでした。