【基礎から学ぶ磁力】 磁気回路のオームの法則

電気電子
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基本的に”イメージ”を意識した内容となっておりますので、基礎知識の無い方への入門向きです。
じっくり学んでいきましょう!

今回は、「磁気回路のオームの法則」についての説明です。

磁気抵抗

磁気回路における磁束の通りにくさのこと。
磁路の長さに比例し、鉄心の透磁率と鉄心の断面積に反比例する。

磁気回路のオームの法則

磁気抵抗は、起磁力を磁束で割った値と等しくなる。

磁気抵抗

磁束の通る回路のことを磁気回路と呼びます。
鉄心にコイルを巻き付けて電流を流すと、鉄心内に磁束が通ります。
イメージは環状ソレノイドと同じですね。

図1

磁気回路における磁束の通りにくさのことを磁気抵抗と呼びます。
量記号はRm、単位は[A/Wb]です。
図1のような鉄心の磁路の磁気抵抗Rm[A/Wb]は、磁路の長さl[m]に比例し、磁路の透磁率μ[H/m]と鉄心の断面積S[m2]に反比例します
式で表すと以下のようになります。

磁気回路のオームの法則

図1にて、コイルの巻数をN[回]だとすると、電流の総和はN×Iです。
「磁界と電流の関係」にて説明していますが、導線に電流が流れると磁界(磁束)が発生します。
※ 内部磁界の強さH[A/m]は、電流の総和NI[A]を磁路の長さl[m]で割った値となる。H=NI/l
つまり、電流の総和NI[A]の増減によって磁束Φ[Wb]も変化します。
以上から、電流の総和NI[A]は磁束Φ[Wb]を作る源だと言える為、NIのことを起磁力と呼びます。

磁気抵抗Rmの単位は[A/Wb]なので、起磁力[A]を磁束[Wb]で割った値になります。
この関係を磁気回路のオームの法則と呼びます。

以上、磁気回路のオームの法則についての説明でした。


【基礎から学ぶ磁力】

◎磁極 ~N極とS極
◎コイル ~構造と種類について
◎磁気に関するクーロンの法則
◎磁界と磁束と磁力線の関係
◎静電気と磁気の公式の関係
◎磁界と電流の関係
◎ソレノイドの内部磁界
◎電磁誘導 ~磁束の変化によりコイルに起きる現象
◎フレミング右手の法則 ~移動させた時の電流・磁束・力の向きの関係
◎電磁力 ~磁界中の導体に働く力
◎フレミング左手の法則 ~電流を流した時の電流・磁束・力の向きの関係
◎磁界中のコイルに働くトルク
◎磁気回路のオームの法則
◎磁気抵抗と電気抵抗の比較
◎自己インダクタンス
◎相互インダクタンス
◎自己インダクタンスと相互インダクタンス

◎インダクタにかかる電圧と流れる電流の時間的変化
◎コイルの磁気エネルギー
◎ヒステリシス特性

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