【製図の基礎知識】 ポンチ絵 ~イメージを伝える為の手描き図

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技術系の仕事をしていると何かしらの図面を見る場面が出てきます。
自分で描くことがないとしても、基礎は知っていることに越したことはありません。
ということで、本当に基礎的だけど知っておいた方がいいと思った内容をまとめていこうと思います。

今回は、「ポンチ絵」についての説明です。

初めに

若手の技術職の方は上司にこんなことを言われたことはありませんか?
『ポンチ絵でいいから描いて』と。

新人の方に限らず機械設計に携わったことが無い方は聞いたことがあったとしても何のことなのか知らないという方は多いかと思います。
今回はそんなポンチ絵について簡単にまとめてみました。

…自分基準で考えて指示を出す上司って相手の立場に立って考える大切さを再認識させてくれるからいい反面教師だよね。

ポンチ絵とは?

ポンチ絵は設計構想の段階で手描きする概略図・計画図・構想図のことです。
何か新しいことにチャレンジしたり煮詰まった時、頭の中で考えてもわかりづらいのでとりあえず紙に殴り書きして考えを整理することはありませんか?
イラストを描くなり、問題の洗い出しをするなり、フローチャートを作るなり…。
ポンチ絵はそれらのしっかりしたバージョンです。
概略図・計画図・構想図といった”図面”扱いになるわけですからね。
もっとわかりやすく言えば、ポンチ絵=人に見せれるレベルの下書きです。

ポンチ絵という言葉を知らなくても、設計に移る前にイメージを形にする為に描いているという人は結構いるかと思います。

ポンチ絵としての定義というものがあるのかもしれませんが、少なくともポンチ絵を描く目的は“本番に移る前に考えをまとめよう”だと思っておけば問題ないです。
百聞は一見に如かずというように、言葉で説明するより資料を見せた方が情報はより的確に・より迅速に伝わります。

『まずはやってみろ』。

そういう意味を込めて『ポンチ絵でいいから描いて』と言う人がいるのだと思います。
まあ、大半は何も考えてない人だろうけど。

ポンチ絵の語源

ポンチ絵のポンチとは何なのか気になると思うので語源について調べてみました。
結果、どこに書いてある情報も基本Wikipediaに載っているものと違いが無かったです。
その為、信憑性には欠けると思いますがその点はご了承ください。

ポンチ絵は、1862年にイギリス人のチャールズ・ワーグマンによって創刊された漫画雑誌である「ジャパン・パンチ」が由来になっているようです。
『ポンチじゃなくてパンチじゃねぇか!』と思うかもしれませんが、この「パンチ」のカタカナ表記が訛って「ポンチ」になっていたようです

「ジャパン・パンチ」の内容は、似顔絵を多用した社会風刺漫画だったようです。
この「ジャパン・パンチ」に似せた「絵新聞日本地(にっぽんち)」という漫画や「清親ポンチ」という戯画錦絵などが一般に認知されて日常生活に溶け込んだようです。
結局それがなんで語源になっているのか明言されてはいません。

※ 戯画…戯れに描かれた絵、下書き、風刺画のこと。
※ 錦絵…浮世絵(版元、絵師、彫師、摺師四者の分業による作られる木版画浮世絵)のこと。

ポンチ絵の描き方

明確にこう描けという定義はおそらくないですが、大体は等角投影図(アイソメ図)を使っています。
絵を描く時に奥行きがわかるように斜めから見たような図を描いたりしませんか?
あのイメージです。
アイソメ図のように尺度も揃えるかと言うと微妙なところですが、少なくとも俯瞰して実物をイメージしやすいような描き方をすることは確かです。

アイソメ図については別ページにまとめます。
そうしないと、どこにまとめたのかわからなくなってしまいますからねー。

【製図の基礎知識】 アイソメ図 ~建築分野で使用される投影図
建築分野で使用される投影図であるアイソメ図についてまとめました。本ブログは、「簡単にまとめる」、「ゆるく理解する」を信条としています。

以上、ポンチ絵についての説明でした。

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